自由設計で家を建てるとき、「住まいの中でいちばん大切にしたいことは何ですか? 」「家族にとって、いちばん心地いいのはどんな空間ですか? 」など、間取りプランはその答えから導き出されていきます。
「お住まいの中でいちばん大切にしたいこと」は、「共働きで毎日忙しいから、家事をラクにしたい」「子どもと思いきり遊びたい」「片づけが苦手だからスッキリ暮らせるようにしたい」「仲間とパーティを楽しみたい」…など、その家族によってまったく違ってきます。「好きなことを楽しめる」というポジティブな理由でも、「苦手なことや大変なことを苦労せずにできるようにする」という理由でも、どちらでもいいのです。
「いちばん心地いい空間は? 」という質問も同様に、「朝日を浴びながらごはんを食べられるダイニング」でも「夜ふかししてテレビや映画をゆっくり観られるリビング」などなど、自由設計で家を建てるときは、設計者にこうしたことを伝えて、プランに落とし込んでいきます。たとえば、家事をラクにしたいというテーマに沿って、キッチンと洗濯室を近づける。夜テレビを観るためのリビングはあえて敷地奥側に配置して、日差しの入る南側はダイニングにする。最初はできるだけ当たり前の間取りにしばられず、自分たちの理想の暮らしを自由にイメージしてみることです。
新築で一戸建てを建てるには、少なくとも1500~2000万円以上の出費が見込まれます。そのため資金計画は自己資金(頭金)と住宅ローンを組み合わせるのが一般的です。ローンの返済額のほか、住みはじめてからの生活費や建物の維持費なども考慮に入れながら、長期のスパンで計画を立てる必要があります。
どんな家に住むのかと同じくらい、将来のご家族の暮らしを左右するのが、どのエリアのどんな土地に住むかということです。特にはじめてのエリアなら、生活の利便性はもちろん、近隣住民のメインの世代や、ご近所づきあいの雰囲気なども気になりますよね。信頼できる不動産会社の担当者にきちんと説明を受けて、納得できた条件の土地を手に入れましょう。
注文住宅を検討する方にとって、どの会社で建てるかということは共通の悩みです。住宅展示場に出展しているような大手ハウスメーカーがいいのか、地域密着の工務店がいいのかは誰もが悩むところですが正解はありません。最後は自分で判断するしかありませんが、ハウスメーカー、工務店などの特長や違い、判断の軸を知っておくことでよりよい選択ができるようになります。
・品質が安定している
・住宅性能が高い
・会社の規模が大きく安心度が高い
・間取りや建材・設備の選択肢が限られる
・基本仕様以外になるとオプション費用がかかる
・職員の退職等により担当者が変わることが多い
・間取りや建材・設備を自由に選べる
・細かなリクエストが実現し、ローコストになりやすい
・特殊な敷地にも対応してもらえる
・鉄骨造やRC造には対応していないケースがある
・設計力に欠けることがある
・大手ハウスメーカーに比べると倒産などのリスクがある
住宅ローンの審査には、事前審査・仮審査と本審査があります。住宅ローンを組むには、どちらにも通過する必要があります。住宅ローンを組むための第一歩こそが事前審査・仮審査です。
事前審査の結果は、だいたい3~4日ほどで判明します。その後の本審査では、事前審査時に提出された申告内容と本審査時の申告内容に相違がないかを確認するなど、事前審査よりも細かな審査となります。そのため提出しなければならない書類も数が多くなります。審査期間についてもだいたい1週間ほどと、事前審査よりも長くなります。
地鎮祭:地鎮祭(必要な方のみ)とは、着工から終了まで建築工事が無事に終わりすようにと神様に祈願する儀式です。その後その土地で暮らす家族の安心や繁栄も願います。
・完成立ち会い(最終的なチェック)
・第三者機関による完了検査
・不具合が見つかれば修繕
・家の引き渡し
※建築工期例:(建築面積35坪)75日間